光蓮寺|岐阜県可児市のお寺

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【レポート】「光射す」上映会を終えて。MACHI×TERA(後編)

【レポート】「光射す」上映会を終えて。MACHI×TERA(後編)

更新がずっと滞っておりましたが、今日は昨年行われた「お寺でまちおこし見本市/MACHI×TERA」のレポートのつづきを投稿します。
というのも、来月4月8日には岐阜メディアコスモスで行われる「MxM FES GIFU」という音楽(Music)と映画上映(Movie)のイベントで光射すの上映や、鍵穴さんのライブなどが行われる予定ですのでぜひご縁のある方は参加してみては!と思い、投稿に踏み切りました。

さて、MACHI×TERAのメインディッシュであった「光射す」の上映と監督・出演者とのトークセッション。
ここでは「上映するまでの経緯 ・上映会で感じたこと」を中心に綴っていき、主に監督と出会い対話する中で「光射す」がどんな影響を持っている作品なのかな、というのを自分なりにまとめてみたつもりです。
「”光射す”をみてようかな?」と思っている方や、まちおこしや、映画づくりに興味のある方への参考になればと思います。

◆「各務原市で映画作ってたの!?」

去年の夏、Facebookで友達がシェアしていた記事を読んで「光射す」の情報を手に入れました。

・なんか各務原市で市民団体が「まちおこし映画」を作ってるらしい。
・クラウドファンディングサイトの「FAAVO美濃國」を利用している。
・中学生の作文が原案になっている。
・演者も撮影も編集も各務原市市民が中心になってやっているらしい。
・主題歌は地元アーティスト「鍵穴」が歌っている
・7月31日に完成披露上映会があるらしい!

あと、その情報には興味をそそるプロモーションビデオがつけられていました。

こういう活動を見るだけで、すっごいなー。というのが正直な感想で、どんなものが撮れたのか、またどんな人達が、どんな想いで活動しているのかに興味がわき、参加してみることにしました。
あすかホールにて
そして7月31日、上映の当日。500人の客席が満席となった会場(入場規制がかかってました!)で感じたワクワク感は忘れられませんし、上映の内容やトークイベントでの質疑も大変刺激的なものでした。それぞれの演者さんの出演してみての感想などもフリートークとして語られてましたが、それ以上に質疑応答が刺激的でした。

・”映画”を使ったまちおこしはどういった効果があったのか
・これからどういった展望があるのか
・撮影許可の苦労、電車撮影などの裏側について
などなど。僕自身はクラウドファンディングを利用した経緯や内訳について興味があったので、そこを質問させていただきました。

◆「監督、なんで”まちおこし映画”なんですか?」

その後、よし。監督に電話をしよう。と思ったのは秋のことでした。「光射す」の上映会がしたいから、話を聴きたい、と思ったから、というシンプルな理由です。大野監督との初めての電話の中で(2時間も話し込んでしまった)、様々な質問をさせてもらいましたが、その中でも、
「なんでまちおこし映画なんですか?」
との質問に「それは僕が映画が好きだからです」と笑いながら語られたのが印象的でした。まず、地域への効果とか、戦略とか、今後の展望よりも「とりあえずやりたい!」と活動している姿に魅力を感じました。

「映画づくりは、やってみたら、まちおこしだった」
これはMACHI×TERAでも語られていましたが、まちおこし映画をつくろう。という企画は1人で立ち上げて、クラウドファンディングを使った資金集めを役所までプレゼンしに行ったり、「こういう映画つくりたいんだよね!」と、周りの人にしていくうちにだんだんとスタッフが集まったり、出演したい。という人がでてきたり。
それから、撮影の場所は?どうやって許可とるの?とか、問題が出てきて、それをスタッフたちで解決していく過程で、また新しい人との出会いが生まれる。
人が集まり、動くと、まちが動く。そうしているうちにこれはなんだか、映画づくり自体がまちおこしだな。と感じるようになったとのこと。
映画づくりの中で「まちおこし映画」というフワフワしたものが、どんどん具体化されていく過程を楽しそうに語られていました。

その話を聴くうちに、7月31日の完成披露上映会で、満席となった様子が思い起こされました。そこにはきっと純粋に「わたしのまちの映画が見てみたい」と集まった人もいて、キャストと何かしらの関係を持っている人もいて、「まちおこし」という単語に敏感な地域の仕掛け人もいて、それが混在した熱量だったのだなあと。話を聴きながら振り返っていました。

◆上映会は「まち」を楽しく考える場になるはず

話を聴くうちに、大野監督の語るその「まちおこし映画作りのプロセス」自体が、財産なのだな。と気付かされました。
「光射す」は、単純に作品として楽しむだけでもとても意味のある(特に岐阜県内の人にはビビ!っとくると思う)ものだと思うのです。しかし、それに加えて「まちおこし映画つくってみて、こうだったよ!」という監督の語りが、この映画上映会の最大の魅力だと感じました。
また、同様に一緒に作品作りをした出演者の皆さん、スタッフの皆さんのもつ背景や、参加してみての感想も同じくらい魅力的に思います。

こうして「”光射す”上映会&トークショー」をメインディッシュとして、他にもまちに積極的に関わっている方々に出演していただき、「まちおこしってなんだろう?」という切り口で、見本市的にイベントをやってみる。というビジョンが見えてきました。
ここで改めて、上映会がしたい。というプロポーズをさせていただき。「必ずトークショーもやりましょう」というお約束付きでなんとか成就しました。やったね!
当初は別の場所での上映を考えていたのですが、いろいろあって「お寺で!のほうが面白いね」という話になり、実現しました。

◆上映会に集まった人と想い

監督とのトークセッションの様子

今回のイベントは前記の通り「お寺でまちおこし見本市/MACHI×TERA」という名前で行いました。
やはり、まちづくりの手法、手段としてこんなものがある。こういう面白い活動をしている人がいる。という”ワクワク感”を一番伝えたいところでした。実際に集まってくださった方々は合計80名。お寺の本堂が満堂となっており、アンケートから集計すると以下のような方々がご参加くださったようです。

・NPO法人の代表
・高齢者サロンの主催
・市役職員
・地元のアマチュアミュージシャン
・役者(地元で演劇をやっている)
・主婦(子供連れも)
・学生

年齢は学生から高齢者まで、とても幅広かったです。

また、映画に関する感想としては
・単純に「知ってる景色が登場する映画」として面白かった
・まちおこし、まちづくりに「映画」は形として残るし、とてもいいと思った
・映画づくりの経緯をもっと聴きたいと思った
・監督の思いが聴けてよかった、そういう映画なのだと思った
・すてきな映画でした
・決してドラマチックな映画ではないが、知ってる町だからこそ、ドラマを感じた
という感想をいただきました。

今、振り返ってみても、ほんとうに有り難い場になりました。人によってイベントに参加してくださった経緯は様々ですが、「まちおこし見本市」というキーワードで、可児市でもこれだけの人が集まってくれるんだな。という驚きもありました。

また、次回があればぜひ「横の交流を生むイベント」ができたらいいなあ、と思いました。それを考えるのに「光射す」は本当に相応しい作品だと思います。それは映画の内容だけでなく、その背景、監督や出演者、編集者やスタッフの方々の思いを聴けば聴くほどに感じるところです。
言い方を変えれば、大野監督や、スタッフの方々一種の「まちおこしサクセスストーリー」を持っており、上映会を通して知り、体験し、学び、広げていく場ができるんじゃないかな。と思うのです。

キャストの皆さんにもお話を伺いました!

また、上映会の中で大野監督は「光射す」で終わらせたくない。という展望を語っていました。「もし同じように映画作りがしたいのであれば、持っている知識は全部共有しますから、声かけてください」と。
まちおこしの手段に「映画作り」というのもあるよ!という選択肢そのものを、発信している大野監督や、スタッフの皆さん。今後も目が離せません。

◆「光射す」今後の予定

美濃加茂や岐阜で上映やトークイベントがあるので、映画作り、まちおこし、クラウドファンディング、などなど気になるワードに引っかかる方は是非チェックを!また、4月8日は鍵穴ライブもありますのでぜひ!

★クラウドファンディング成功者が語る「映画×クラウドファンディング」のリアルな話!and「光射す(ショートver)」上映会

・日時:2017年3月29日(水) 19:00 – 21:00(受付開始18:30)
・場所:みのかも文化の森(緑のホール)岐阜県美濃加茂市蜂屋町上蜂屋3299-1
・入場料:500円
詳細⇒https://www.facebook.com/events/143182646205722/

★MxM FES GIFU(映画「光射す」上映も鍵穴のライブもあるよ!)
・日時:4月8日(土)・Music Time 13:30-16:20 ・Movie Time 16:50-20:00頃
・場所:メディアコスモスぎふ
・チケット:前売 一般1,000円 小学生500円 /当日一般 1,300円 / 小学生=800円
詳細⇒https://www.facebook.com/events/423728041312902/

<span class="icon-user">この記事を書いた人<span>

五藤広海光蓮寺|僧侶
29歳。可児市の歌って喋るお坊さん!日々の法務の中、講座「五木寛之著『親鸞』をたのしく味わう』や「大切な人を亡くした人へ-やさしい法話会-」などを開催。仏教系音楽ユニット「あみださまがみてる」のボーカルとギターとしても活動中。
講演やライブのご依頼もお待ちしています。
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